内壁 左官工事

塗り壁の魅力はその見た目の美しさだけではなく、調質性や脱臭性といった機能面にも優れているところ。住み心地に大きな影響を与える左官工事は、近年大変注目を浴びています。

室内左官に使われる主な素材と特徴

■漆喰
日本古来から使用されているバランスのとれた塗り壁材。
主張しすぎない素材なので、上品な模様仕上げにすると洋室やマンションなどにもマッチします。
白くて平らな壁だけでなく、様々な素材を加えることで、オリジナル性を高めることもできます。
また、調湿効果や石灰の殺菌作用による防カビ効果、火災時に有毒ガスを発生させないといった優れた機能面も評価されています。

■珪藻土
呼吸する壁とも言われている珪藻土。 
吸放湿の性能を持ち、ホルムアルデヒドなどの有害物質を吸着します。
珪藻土塗り材は、白からビビッドまで豊富なカラーバリエーションがあるため、お気に入りの一色が見つかるでしょう。
珪藻土もコテやスポンジ、藁や色ガラスで、多彩な模様づけが可能です。

■じゅらく土
じゅらく土とは、京都の聚楽第(じゅらくだい)跡付近で産出された黄褐色の良質な色土。
和の空間にベストマッチする塗り材で、自然な風合いを楽しむことが可能です。
ただし、最高級天然土として希少価値のある素材で手が出しづらいため、じゅらく土は、一般的に“じゅらく土風”に仕上げた塗り壁を意味することが多いです。

■シラス
マグマが岩石となる前に、粉末となった白い物質がシラスと呼ばれるもの。
非常に細かい微粒子で、無数の穴が開いた複雑な構造が特徴です。
そのため他の素材よりも高い調湿効果、消臭性、耐候性、耐久性をもち、長寿命と言う大きなメリットがあります。

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